3-5. 妊娠、出産、不妊(男性)

妊娠は、男性と女性のセックスにより起こります。
妊娠に至る過程はさまざまですが、ライフプランや、職業・仕事のプランに関わる大事なことですね。

健康な成人男性が1回の射精で放出する総精子数は1~4億といわれます。
女性の卵管に到達し、卵子に近づけるのは、そのうち100~200ほど、さらにそのなかの一つが卵子と結合して受精します。
運動精子が精液1ml中に1000万以上あれば、通常の夫婦生活で妊娠可能と言われています。

現代では、10代から40代後半の女性の妊娠報告がありますが、妊娠の成立には、男女ともに年齢が関わることが分かってきています。

40歳以上の女性の妊娠が珍しくなくなった現代ですが、20代後半から、タイミング(セックス)による妊娠率が下がるという報告があります。

出産する人が多い25歳から35歳は、仕事と恋愛、結婚、妊娠・出産が重なる時期にもなりやすいので、現代の最新の妊娠・出産、不妊治療と成果についての情報を知って、ライフプランを立てるといいのではないでしょうか。

とはいえ、いくら考えても、その通りにならないのが人生でもあります。
それでも、あらかじめ知っていることが判断や選択を助けることは多いものです。
新しい情報を確認していきましょう。

避妊に失敗した、望まない妊娠を避けたり、避妊していたのに妊娠した、というようなことについても、相談先や、選択できる道があります。
2-7. 妊娠を中断したとき、子どもを育てられないとき」に記載していますので、ご覧ください。

また、男性の同性カップルが子どもを欲しい場合、養子縁組などの方法があります。
日本では、現在は代理出産は認められていません。
いずれにしても、いろいろな情報を集め、よく知り、充分に検討できるといいでしょう。

大切なのは、一人で抱え込んで悩まないことです。
経験がある専門家やサポーター、同じ経験者に相談することで、あなたにとって良い方向を見出すことができます。

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