2-7. 子どもを育てられないとき、妊娠を中断する・したとき

妊娠した時、子どもを産むことや、育てることができない場合があります。

子供を産みたいけれど、育てることができないあなた

子どもが欲しい夫婦に育ててもらう、特別養子縁組制度というのもあります。
場合によっては、特別養子縁組へ送り出したあとの子どもの成長を知ることもできます。

他にも、多くはありませんが選択肢があります。
下記で紹介しているサイトを参考にしてみてください。

まずは、あなたがどうしたいのか、あなたの心の声を聴いて、そして専門の人の話も聞いて、決めていきましょう。

子どもを産むことを選択し、育てることを選択したあなた

親に伝えるのは、勇気がいることでしょうけれど、早く伝えてサポートを受けることが大切です。
想像以上に、経済面や精神面、現実的な手助けが必要な場面は多くありますので。

また、親を頼ることができない場合があるかもしれません。
その場合は、信頼できる大人やプロの手を借りましょう。
特に、プロにはたくさんのノウハウや経験があります。
周囲のプロの手をぜひ借りてください。

がんばりすぎ、我慢しすぎは、あなたにも子どもにも周囲にも、良い結果を遠ざけてしまうことがあります。

子どもを産むことができない場合

妊娠を中断する場合があります。
その理由や経緯はさまざまです。

人工的に妊娠を中断することを、人工妊娠中絶といいます。
気づかないままに、あるいは気づいていて、流産する場合もあります。
どんな場合でも、あなたの身体はダメージを受けていますので、ケアと時間が必要です。

加えて、気持ちについても、秘密が守られる環境で話すことができる機会があると、気持ちが楽になったり、近い未来のことを少しずつ考えることができるようになることが多いです。

中絶や流産を体験すると、身体も心も影響を受けます。
自分を責めたり、
周囲の人を信じたくなくなったり、
パートナーとすれ違ったり、
身体や心がつらいのに、学校に行ったり、しなくてはならないことがあったり、
様々なことが起きることがあります。

自分でいつもより丁寧にケアできるといいですが、そんな気持ちになれない、そんな余裕やゆとりがなくてあたりまえです。
身体のケアは、婦人科の医師や助産師の専門的な力を借りると解決できることは多くあります。
心のケアは、時間が経ることも一つですし、やはり専門家がいます。

これからのことを考えたり、未来に向かう気持ちになれるのは、どちらもきちんとケアをしたあとです。

妊娠の中断後に交際が続くこともあれば、別れることもあります。
いずれにしても、お互いに未来がありますので、双方の身体と心の手当てを十分にすることが大切です。

必要であれば、下記に紹介しているサイトをご覧いただき、我慢しすぎず専門家の力を借りてみてください。

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