2-8. 女性の生殖器や関連する病気

年齢にかかわらず、生殖器の病気にかかることがあります。

このページでは、おおよその病気について大まかに触れておきます。
詳細を知りたい場合は、参考になるサイトを紹介していますので、リンク先で確認してください。

とても大切なことは、予防することと、気になる症状があるときは早く専門家を受診することです。
受診することをためらったり、とまどったりするかもしれません。
けれど、その病気の早い段階で治療するほど、回復も早い傾向があります。
例外もありますが、それでも早めにわかることによるメリットは大きいでしょう。

例えば、若い世代(AYA世代といわれています:思春期・若年成人:Adolescent&YoungAdult:15-39歳)のがん、20-30代のがんは女性が8割を占めています。
15-19歳では3%、20-24歳は6%、25歳を過ぎると増えることが分かっています。
20代のうちから、女性の生殖器に関わるがんの検診を受けて、早期発見することが大事です。

そして、治療や予防の情報は、どんどん変化していますので、最新の「今」の情報を知ることがとても大切です。治療方法が新しく進んでいることがあるのです。


では、女性の生殖器の病気について、大まかな種類をお伝えしますね。
詳しくは、紹介しているリンク先をご覧ください。

性感染症

さまざまな種類があります。
コンドームで予防することができますが、100%の予防ではありません。

治療をしなかったり、治療完了しないままにすると、炎症を起こしたり、子宮外妊娠や不妊の原因になることがあります。
性行為のパートナーと共に治療をすることや、治療をきちんと完了したり、医師のアドバイスを受けて治療を継続することが大切です。

子宮頸(けい)がん

子宮の下部の管状の部分にできるがんのことです。
子宮がんの約7割が、子宮頸がんです。

近年は、20-30歳代の若い女性に増えており、30歳代後半がピークとなっています。
2000年以降、子宮頸がん患者も死亡率も増加しています。

予防としては、子宮頸がん検診を受けることやワクチン予防接種があります。

卵巣がん

日本人には少ないといわれてきましたが、食事の欧米化等により日本でも増加傾向になってきました。
若い世代の女性にも発症があります。

初期にはほとんど自覚症状がありません。
予防は、生活習慣を整えること、定期的な検診を受けるなど。
低用量ピルで卵巣の負担を軽減することも予防に効果的と考えられています。

乳がん

乳房にできるがんです。まれに男性にも発生します。

1990年代後半から女性のがんの1位を占めています。
45歳以上で乳がんが分かる人が多い傾向です。
少ないですが20代でも発生します。

乳がんにはいくつかのタイプがあり、がんの特性を知って治療することが重要です。
乳がんのうち、約7-10%が遺伝性乳がんと考えられていて、若い世代で乳がんを発症しやすい、卵巣がんの発症リスクが高まるなど特徴があります。
予防は、乳がん検診や生活習慣を整えることなどがあります。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮壁にできるこぶのような良性の腫瘍で、筋肉が異常増殖したものです。

原因ははっきりしていませんが、女性ホルモンが影響し、筋腫が発育すると考えられて
います。
30代以上に多いですが、主な症状は、月経痛と、月経量が増えることです。
腰痛や尿の回数が増えることもあります。
超音波検査などで診断できますので、婦人科に相談できます。

子宮内膜症

子宮の内側の子宮内膜に似た組織が、子宮の中以外にできる病気です。 
20-30代の女性に発症が多く、10代後半からも発生します。
月経がある女性の約1割にあるといわれています。

⼦宮内膜症と同じように女性ホルモンの影響を受ける病気に、子宮腺筋症があります。
30代後半から40代に多いですが、最近は20-30代前半の女性にも見られます。

どちらも、月経痛が強くなり、鎮痛剤が効かなくなることもあります。
月経量が増えたり、腰痛、腹痛、性交痛、排便痛などがあらわれます。
月経時の痛みを我慢しすぎず、早めに婦人科に相談し、医師と経過をみていくことや治
療を相談することが大切です。

膀胱炎

女性は、男性よりも尿道が短く、尿道の入り口と膣や肛門が近いので、尿道から雑菌が 
入りやすい身体のつくりになっています。
ちょっとしたきっかけで膀胱炎になります。

原因は、皮膚や粘膜についていてもおかしくない常在菌といわれるよくある菌ですが、寝不足、疲れ、冷え、月経前、性交、排尿を我慢しすぎなどにより、身体の抵抗力が低下していることも影響しますので、健康管理が大切です。
排尿痛、排尿しても尿が残ってしまう感じ、排尿が頻回などの症状が出たら、内科や泌
尿器科、婦人科を受診しましょう。

再発しないためにも、検査⇒医師の診断⇒薬を飲む⇒確認受診。
症状がなくなっても炎症が治まっているわけではないので、医師の指導通りに薬を飲むことが再発を防ぎます。
自己判断での薬の服用はしないようにしましょう。

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